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  「最上33観音霊場」子年御開帳

 祈願:山内安全・興隆仏法・檀中一切精霊菩提

(2回目)
     令和4年5月21日(土)より5月23日(月)

   
令和5月12日(木)11番「高松観音」御朱印所からスタート。 本来ならば、令和2年に御開帳でしたがコロナウイルス蔓延防止のために2年遅れで御開帳でした。 御朱印をお願いしてから観音堂に上がり、観音経から御真言等を二人で今回は唱えて詣ります。その後、御朱印帳と散華、御影を頂戴致します。 
   
 2軒目は、10番「上ノ山観音」。ここは、下大湯に来るたびにお詣りさせて頂いているお寺です。真言宗智山派。  階段を上がると境内地が狭いながらお堂があります。階段上右側には「脱衣婆」がおります。
   
   
蔵王山の麓にある9番「松尾観音」車を御朱印所に止めてから左に小川が流れ自然の中を進んで参ります。右上の写真にあるようにシャガの花がまだ、咲いておりました。細長い階段を登り、細長い参道、小さな太鼓橋を渡るとそこに観音堂だあります。   
   
 蔵王の山を下り、一転、山形市内鉄砲町の町中にあるのが8番「六椹(むつくぬぎ)」である。  この寺では、仏様にもてあそばれて次の7番寺に行くまで、2回もお詣りすることになった。
   
7番寺西蔵王山にある「岩波観音」である。夕方5時になってしまったので、御朱印だけ頂き翌日、13日に一番にお堂に上がり、お経を唱えさせて頂くことにする。この寺もつまり、2回お詣りさせて頂くことになった。   
 
左上は、6番「平清水観音堂」。右上と右は、5番「唐松観音堂」である。唐松は、山形自動車道山形蔵王ICを過ぎた左側の山の中腹にある。定期バスも通っているが川端の細い道を行き着いたところが広い駐車場となっており、そこの細い橋を歩いて渡ったところの茶店が御朱印所となっている。そこを山道の反ってしばらく登ったところで階段が見え、それを登ったところにお堂がある。この日は、「金剛杖」の必要性を肌で感じていた。今回は、忘れたが、次回は必ず、持って行こうと女房殿と誓った。   
   
4番寺「圓應寺」聖観音様が大変神々しいお姿でありました。  
   
3番寺「千手堂」。   2番寺。山寺にある「千手院」。
   
 一度お詣りした方はご存じであろうが、この様に階段を登った後に  さらに線路を渡ってまた、階段を登ったところに、御朱印所とお堂がございます。
   
線路は、仙台と山形とを結ぶJR「仙山線」。お堂の方が古くからあり、鉄道の方があとからで来たためにこの様な形となって存在している。  続いて訪ねたのは、1番寺「若松観音」である。 
   
三年前の5月に訪れたた時には、大勢の坊さん方が集まり、御開帳に一年前法要が営まれておりました。まさか、この時には、コロナで2年間も延期されるとは、思ってもみませんでした。  本日最後のお寺19番「黒鳥観音」。御朱印所の方が丁寧にいろいろと教えてくれました。 
   
お堂に上がり、本日最後のお経を唱えさせて頂く。この後、鮭川村までひた走り、次回のためにその道筋を考えて走って行く。  33番「庭付き観音」わざと次回に納めのために残しておき、家に帰りすがりに32番「太郎田観音」にお詣りする。前回と違っていたのは、こんもりとあった杉の木はすべて切られ、周りが明るくなっていたことである。 
   
番外最上町向町にある「世照観音」。お堂の中は、光り輝いている。   ここでは。地元の方がお持ちになった「アスパラガス」を1束200円で分けて頂いてグリーンと紫の物を家でゆでて頂いた。紫色は、ゆでてサラダにするとおいしいですよ、と教えて頂いたのだ。
   
 31番「富沢観音」。馬頭観音が祀られてあり、競馬関係者のお礼の奉納が飾ってあった。  今回最後の30番「丹生観音(にゅうかんのん)」階段を登り、女房殿と感謝の心を込めてお経を唱える。
   


令和4年6月13日(月)より6月14日(火)にて満願。

   
今回最初の寺は、12番「長谷堂」である。前日に上ノ山に宿を取り、朝一番で訪れた。御住職は、目が不自由なので、奥様が書いて下さったのだが、お二人で一人分のお仕事となる。バスでたくさんの方々が私の前においでだったので、御朱印をお願いするにも時間がかかった。  こういうことは、タイミングでよくあることである。しかし、それよりも、自然災害で御朱印所からお堂までの川に架かった橋が無くなっており、町を大回りして車で移動し、長谷堂の山の入り口に向かう。 
   
 昔、戦いで多くの命が失われた場所であり、その供養のために、お堂は建てられたと聞く。  今回、初めて金剛杖の出番で前日の雨で参道の山道も水が出ていて滑りそうな場面が多々、あった。
   
 団体の方々のお詣りを待って、お経を唱えさせて頂く。  13番「三河村観音」。JR左沢線に向かって車を走らせていった所にある。
   
寺名は、「常福寺」 「観音堂」 
   
14番「岡村観音」ここには、御住職は住んで折らず、近くの石川さんという方のご自宅で御朱印を頂く。   15番「落裳(おとも)観音」。
   
本堂。   観音堂の賽銭箱「喜捨銭(きしゃせん)」と書いてある。喜んでお金をここに捨てて参りましょう、の意か。
   
 16番「長岡山長念寺観音」。JR左沢線寒河江駅の近くにあるお寺である。  境内も整えられてあり、きれいなお寺であった。
   
17番「長登観音」。別当宅で御朱印をお願いし、車で山の中腹まで参る。  お堂には行かずにお帰りになる方もいらっしゃるが、今回は、きちんとお勤めをするべく廻らせて頂いている。そば好きのご夫婦と出会い、山寺のおそば屋のお話をさせて頂いた。 
   
山の中腹から階段を上がると観音堂がある。   この高さと景色である。白い蝶がたくさん乱舞していた。
   
前回19番の「黒鳥観音」は済んでいるので18番「岩木観音」にお詣りする。   今回の御開帳に於いて多くのお寺さんがお堂の屋根を新しく葺いているのが印象的でした。みんな、おいでになるのを待っていますよ、って感じです。
   
20番「小松沢観音」ここは、市内からナビで案内をしてもきちんと案内してくれない危ない寺です。   山道の奥方をとにかく、細くだらだらと登ってきたところにお寺の入り口があります。御住職夫妻は、毎日ここまで軽バンで登っておいでです。
   
今回もお寺の参道を細かな砂利を敷いて下さっていたりと、温かな配慮の感じるお寺であります。   本堂前もきれいに砂利が敷かれてありました。
   
本日最後の寺21番「五十澤観音」。   この階段を登り、お詣りする。前回は忘れてしまった金剛杖が役立つ。
   
  お詣りした後は、引き戸を閉め、山の動物などが入らないようにしなければならない。 
   
6月14日(火)夕べの宿の東根市を出発し、最初のお寺22番「延沢観音」に詣る。  入り鐘を突かせて頂く。 
   
観音堂前。色に曳かれてスズメバチが飛んできたのには、参った。   23番寺「六沢観音」。ここは、山間に入り、尾花沢の中でも非常に山の中の集落で、写真こそ撮らなかったが、重機や自動車の車高が上げられ、タイヤも冬用のごついタイヤがすべての車につけられていた。当然、冬にこの観音霊場は廻るのには、大変なことになると考えさせられた。
   
 観音堂。  24番「上の畑観音」ここは、銀山温泉の手前にあり、元気の良い御住職が、対応して下さった。
   
すごかったのが、観音堂の中に、小砂踏みの出来る仕掛けがあり、秩父・板東・西国の百観音霊場と四国八十八ヶ所霊場にお詣りしたのと同じ効果と言われる場所がある。しかも、磨りガラスを足で踏むとその場所が光るように工夫されていた。御法話のCDまで頂戴した。サービス満点。  25番「尾花沢観音」。 
   
ユニークな仁王様にお迎えされる。   
   
隣には、馬の観音様も飾られていた。   「涼し塚」という芭蕉が詠んだ記念の塚もお祀りされていた。
   
 25番本堂前。 26番「川前観音」の最上川の流れがとても雄大で良い。 
   
階段の手前には、トイレも整備されていた。   ちょうど、川がカーブしていて堂の前からもその雄大さがよくわかる。
   
 御朱印は、堂の中の右横の部屋で頂く。  27番「深掘観音」
   
お堂の天井や天井脇には、たくさんの写真や描け絵が掛けられている。皆、結婚の幸せを願って描かれたような絵が多い。後は、詣り札が嫌という程貼られてある。   
   
 28番「塩ノ沢観音」。大石田町にある。  本堂。当日は、法事が営まれており、御朱印を頂くのに、少し待った。
   
   
  29番「大石田観音」。仁王像に迎え入れられお詣りをする。 30番から32番、番外については、前回のお詣りで終わっているので、いよいよ次が最後の寺、納めの33番「庭月観音」である。 
 
山形県鮭川村の観光案内図の前で。   自然豊かな最上川がすぐ、そばを流れている。
   
   
   
   
   
ここまでの苦労を思い出しながら「おかげさま門」前にて記念写真。  天気にも最終日は恵まれた。 
   
本堂に上がる前に、パネルの前で記念写真をお詣りを終えた方に撮って頂く。  御住職に御朱印をお願いして最後の階段を金剛杖と共に登る。
   
お堂正面の図。   NHKの行く年来る年で2回も「除夜の鐘」として放映する場所として使われた鐘楼。
今回は、毎回、木魚を担当してくれた女房殿。心を込めて「檀中一切精霊」「有縁無縁の精霊」「山内安全・興隆仏法」をお祈りして観音経を唱えた。・・・・住職。   



 「最上33観音霊場」子年御開帳
(1回目)
     平成20年9月8日(月) 無事、成満しました。

友引のお休みを利用して、8月31日(日)に、1番寺の若松寺から霊場巡りを開始した。 このお寺は、天童市にあり、山道を結構登るのだが、境内も広く、大きなお寺だった。
2番寺「千手院」は、山寺にある。「立石寺」と勘違いする方もあるようだが、立石寺の先800mのところにある。 上の写真を見ていただくとわかるように、このお寺は、仙山線の線路を渡って、階段がある。帰りには、偶然、列車が警笛を鳴らしながらやってくるのに遭遇した。
この方々は、地元の方々で、御詠歌をお唱えして廻っておられた。1番寺から4番寺までご一緒させていただいた。 彼は、那須塩原の浪切り不動尊にお勤めのお坊さんで、ご家族と共に、廻っておられた。2番寺では、一緒に般若心経と、観音経をお唱えさせていただいた。
3番寺「千手堂」吉祥院 4番寺「圓應寺」
5番寺「唐松観音」 6番寺「平清水」耕龍寺
7番寺「岩波観音」石行寺 8番寺「六ェ観音」
9番寺「松尾山観音」 10番寺「上ノ山観音」観音寺
熱めの湯で、透明である。入浴料金100円。 上ノ山観音入り口にある「下大湯」
今回最後の寺「高松観音」 御朱印所は下にあるのだが
滑りそうな山道を登らないと、本堂にたどり着けない。 7番寺からご一緒させていただいた、「つばさタクシー」の運転手さん。明日も朝8時から残りのお寺を全部お客さんと廻るのだそうです。
今回、秩父観音霊場をお檀家さんと共に廻っているときと明らかに違うのは、山の中にあるお寺が多いということ。秩父と比べると遙かにきついです。距離はさほどないので、軽自動車で廻ればいいのですが、道は狭いし、バスでは絶対に廻れません。ワゴンタクシーが限界だと思います。ただ、楽しいことに、地元の方々が非常に多く、ご住職やそのお寺のお檀家さんとお話ができたということです。きっと遠方から来ていた人も多いと思うのですが、たまたま私が今回会った方々は、地元の方が70パーセントでした。10月31日まで、御開帳が開かれていますので、残りのお寺も、暇を見つけて、廻る予定でいます。ご興味をもたれた方は、「最上観音霊場」でインターネットで検索をかければ、詳しいことが調べられますので行かれてみては、いかがでしょうか。 20.8.31住職。

9月7日(月)午後より12番寺 「長谷堂観音」。 ここから廻り始める。 12番別当宅。ここで御朱印をいただく。
三河村観音のところにある地図を見るとわかるように、12番寺は御朱印所とお堂が離れているだけでなく、川沿いの住宅地の小路が入り組んでおり、非常にわかりにくい。 観音堂の入り口には、このような石碑が建っておるが、ここから山道をかなりくねくねと登っていかねば観音堂には、つかない。
13番「三河村観音」観音山常福寺 この寺には、周辺お寺の地図が用意されていて、位置関係がわかりやすかった。
14番「岡村観音」金剛山正法寺 15番 落裳(おとも)観音
16番寺「長岡」 長岡山長念寺 本堂 16番「長岡観音堂」
不動明王、大日如来を始め、6人の仏様は観音堂の中で私たちを迎えてくれました。
17番寺「長登観音」。 名前の通り、本日最後の寺にふさわしく、長い階段を上っていかねばつかない。
御朱印所は、女性がお相手してくれ、庭もきれいに整えてあった。 みなさんと一緒に般若心経をお唱えした。20.9.7
本日は18番寺の「岩木観音」。別当宅では、にこやかな顔で迎えられ、リンゴを頂戴した。相変わらずの階段の多い寺。 札所の石塔は、今回の御開帳のために新設されたもの。
19番寺 札がたくさん貼られてある。
今回、最高標高のお寺、20番「小松沢観音」です。 階段のはるか下に、自動車道があります。
出迎えてくださったのは、ご住職と奥様。 庫裡から観音堂へと続く道には、たくさんの花々が植えられていた。境内には、わき水があり、きちんと手が入れられていた。
山門には、大きなわらじがあり、目印となっている。 自噴井戸の水は冷たい。
21番寺「五十澤観音」 ここも階段を結構上る。 十三番寺の別当さんと共に、札所巡りをされていた人々。先にも述べたが、本当に庶民信仰の原点で、地元の方々が多い。
21番寺も御朱印所とかけ離れているので注意。 22番寺「延沢観音」
「子育て地蔵尊」袈裟姿がすてきであった。
23番寺「六澤観音」 24番寺「上の畑観音」 大きな錫状を廻すことができる。ただし、うちの子供の時、抜けてしまい、危なかったので注意。
25番寺「尾花沢」弘誓山養泉寺 この寺には「奥の細道」を旅した芭蕉が、1週間ほど滞在した記録が残っている。ただ、残念ながら、当時の建物は火事で焼失し、その後、現在のお堂が建っている。
芭蕉が、その時、滞在中のことを詠んだ句である。 26番寺「川前観音」まさしく「川」が前を流れている。
階段を上ったところにお堂はある。 階段をくの字に曲がって上っていく。
そこには、くの字に曲がった川がとうとうと流れている。 お堂の中に、座敷があり、そこで当番の方が、御朱印をくださった。
27番寺「深堀観音」 最上観音の場合、住職がお堂にいない場合が多く、お堂の廻りには、このように願い札がたく貼られている場合が多い。 大石田の蕎麦「次年子」27番寺から「川前」を通って13キロくらい山の中に入った所にある。案内板は、「次年子川」のほうに左折していくと集落が見えてくる。
蕎麦はこんな感じで食べきれない。素朴な味。 注文してから打つのでしばらく時間がかかる。その間は、自家製の山菜や漬け物をつまんで待つ。もちろん「ただ」。
28番寺「塩の沢」 29番寺「大石田観音」
山門にいる仁王像は浅草の観音様仁王像を模して彫刻したもので、慶応3年大石田の彫刻家・柴川文蔵のものである。 観音堂。
30番「丹生村(にゅうむら)観音」 到着は午後6時前になりそうだったので、電話で時間は大丈夫か確認してから参った。ちなみにお寺によっては5時で終了する所もある。
31番寺 「富沢観音」 梵鐘を打たせていただいて子供は大喜び。時間もちょうど5時。「お寺の鐘が鳴くからおうちに帰ろう。」という感じで、山間に響いた。 ここではご住職の息子さんが、大正大学出身で、私の後輩に当たる。御詠歌の仮名本や手ぬぐいを頂戴した。時間がなかったので、説明をしてくださったが丁寧にわびた。
「番外」世を照らす観音。「臥龍山(がりゅうざん)天徳寺」 立派な山門を入り、左側に観音堂がある。
32番寺「太郎田観音」今回新たに、21,9,10にお参りに行ってきました。雨上がりのさわやかな朝で、すがすがしい気持ちになりました。 太郎田観音のご住職が書いてくれた地図が今回、大変役に立った。33番「庭付観音」から逆回りで30番「丹生村観音」まで廻ったのだが、「番外」と「31番」までの経路とポイントが書かれてあって、ナビよりわかりやすかった。
33番「庭月観音」に向かう階段。 ここのお寺は、納めの観音寺となるので、この橋を渡ってどんどん車がやってくる。駐車場も広めにとってある。ちなみにこの川は「鮭川(さかがわ)」と言い、きれいな水に恵まれ、「はえぬき米」が有名である。お米がとってもうまくて有名な土地である。
観音堂。 この中でご住職は、たくさんの御朱印を書いておられた。
山号額を見るだけで歴史がわかる。 ここの梵鐘は、NHKの「ゆく年くる年」で2回使用されるほどの名鐘である。事実、私もつかせていただいたが、何とも言えないほど、良い音であった。
  20.9.15住職