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智積院入り口。東山7条東大路交わる所にあります。近くには、京都博物館や三十三間堂など非常に人通りや交通量が多いところにあります。 |
普段は、智積院会館前や宗務所前にかなりの台数が止められる駐車場がありますが、今日ばかりは、入り口で一般車は乗り入れ禁止でこちらで下車して頂いています。 |
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金堂(本堂)前には午前9時の時点でかなりの方々が参拝に訪れています。また、10時開始のご法要、9時45分開始のお練りに備えて準備が整えられているようです。 |
皆さん徒歩で境内から金堂(本堂)まで智山派の御紋である桔梗が咲いている道を進みます。 |
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金堂横から金堂裏手にある墓地までいろいろな出店が出ております。墓地までの散策路には、たくさんの種類の紫陽花が植えられ、訪れた人々を楽しめるように工夫されていました。 |
こちらは、柴燈護摩会場。竹と綱の結界を以て後ろ姿ですが、不動明王を安置。御前には、祈祷する護摩札が積み上げられております。 |
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こちらが火を入れられる前のたくさんの桧の葉で覆われた護摩壇。後方には大太鼓も見えます。 |
マイクを持ち、観衆に向けて説明する修験者の方。本日の柴燈護摩の流れについて説明されておりました。 |
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こちらは、いつも金堂での朝のお勤めの後、御祈祷が行われる明王殿。正面幕は、全国の御住職婦人であります「寺庭婦人会」の方々の寄付を持って今回の「弘法大師ご生誕1250年」記念に新調されました。 |
こちらは、金堂内の様子。10時から始まるご法要前に特別に撮らせて頂きました。正面奥には、お祝いの生花がたくさん並んでいるのが見えます。手前では、御詠歌を担当される方々が鈴を持ち練習されておりました。 |
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正面左右脇には、すでに法要に参加される方々が多くお座りになっております。 |
横脇座には、僧侶や雅楽隊御詠歌の方々がお座りになれるよう、準備されておりました。 |
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9時45分過ぎいよいよお練り開始です。最初にチャリン棒を持った露払い担当が石畳の上を金属の長い杖をチャリン・カチャン。チャリン・カチャンと棒をずったあと棒を立て音をさせながら少しずつ、歩んで参ります。 |
その後に何人もの修験者がホラ貝を鳴らしながら歩んで参ります。
ちなみに、写真にはありませんが、全国から私のような僧侶、住職、青年連合会、寺庭婦人会など多くの寺院関係者達がスーツなどに身を整え、お袈裟(輪袈裟や折五条袈裟)を身につけてこの行事に参列しております。 |
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その後にしちりき等を鳴らしながら雅楽隊が歩んで参ります。 |
その後には、一本一本仏さまにお供えする花持ち娘達が続きます。 |
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続いて導師を先導する会奉行(えぶぎょう)と共に緑色の衣をまとった僧侶。 |
紫色の袈裟は五条袈裟と言ってお祝いの時などに着用します。 |
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紫色の法衣をまとった僧侶はこの様に朱色の五条袈裟を身につけます。写真は、私の育った寺で住職をされている金子僧正様。 |
最後に登場致しますは、御年九十才をお迎えする智積院化主:布施浄慧猊下。私が大正大学在学中に教えを請うた恩師でもあられます。 |
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足下もしっかりと介添え無しでこの階段を上がられていきました。これから奉祝法要が開始となります。 |
その間に私は、普段は僧侶が「行」をする時にしか上がれない大師堂が開放されおり、お参りが出来ると言うことで参堂お参りさせて頂きました。 |
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手前にお釈迦様の誕生日「花まつり」の時と同じようにレアな弘法大師のお誕生仏がタライの中にいらっしゃり、産湯をかけてお参り致します。
その後、写真には見えませんが御本尊となっている、空海像にお参り致します。 |
さて、大師堂を後にし、そろそろ、柴燈護摩が始まる様子。この青葉紅葉の後方で行われます。 |
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いよいよ、九字を切り祈祷が始まります。 |
火が入れられるまでたくさんの作法があり、呪文が唱えられます。最初は煙もくもくです。 |
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だんだん煙の勢いが強くなっていきます。 |
煙の中に火が見え始めました。この間にも修験者は不動真言などの呪文を唱え続けます。 |
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外国の方々もお参りになり、この不思議な火祭りを興味深げにご覧になっていました。 |
普段参拝する時に多くの方々が明王殿にて納められている護摩木もここで投入されます。 |
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祈祷札も煙と火であぶられて参ります。 |
天狗の大きな団扇でさらに扇ぎ、火と煙の勢いを付けていきます。 |
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祈祷された護摩札を順に明王殿に運ばれていきます。 |
終番結界を解き火渡が出来るよう、壇を解いていきます。 |
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壇が形を崩していきます。 |
この様に火が落ちた後、炭を山伏達が道を作り、駆け抜けていきます。煙もまだ、出ているので結構熱いのではないかと心配します。 |
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手前の丸太は、まだ火が残っています。御真言を唱えてこれから渡るようです。 |
渡った後には、桧の葉が曳いてあり、そこで足を浄め終了です。 |
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一連の行事が終わった後で、お休み処「桔梗」で有料ですがお抹茶と甘いものを頂きました。 |
その後、お願いしてあったお檀家様の祈祷札を受け取り、智積院を後に致しました。・・・住職。 |